【催眠療法】催眠の話
2010年07月15日
前回、イメージリラクゼーションということを記載しましたが、これは実は催眠を使ったものです。
十数年前に催眠というものに興味を持ち、ある時催眠療法の研修会に行きました。その時、歩けなくなるという暗示で、本当に歩けなくなるという経験をして驚いたのですが、その1回行ったきりで終わってしまいました。
それから数年経った時に、再び催眠のセミナーを受けました。講師の先生は、アメリカ催眠療法協会会長のクラズナーという先生でした。この時には実践してみようと、妻にかけたり従業員にかけたりしてみました。自分もそうなのですが、皆催眠にかかるととてもうっとりとして気持ちよくなっていました。
それから催眠の勉強会などに参加して、だんだんに催眠のかけ方もうまくなると同時に、これは歯科でも使えると思うようになりました。
とにかく歯医者が怖いという患者さんに対し、催眠をかけるとそれだけでリラックスできるので効果はあります。さらに歯科治療が怖くなくなる暗示を入れることで、効果を高めることができるのです。
催眠状態というのは、暗示を受け入れやすい状態です。無意識にコンタクトをとれる状態のため、深層心理にある恐怖心を取り去ったり、弱めたりすることができるのです。
昨日は催眠応用医学会主催の、実技セミナーに参加してきました。
講師の先生は、催眠心理の臨床家です。実技セミナーでしたが、臨床の話に盛り上がりたいへん貴重なお話をお聞きすることができました。