【予防歯科】バクテリアセラピーしています
2011年06月18日
ヒトの体内には、500種500兆個の菌が住んでいて、重さにすると約2kgもあるそうです。
気持ち悪いと思うかもしれませんが、ヒトは善玉菌と呼ばれるいろいろな菌に助けられて、生きていくことができるのです。善玉菌は、ヒトに病気を起こさせる悪玉菌をやっつけてくれます。
バクテリアセラピーは、この善玉菌を摂取して増やすことで、悪玉菌を減らしていこうというものです。
口の中にも、たくさんの菌が生息しているのですが、虫歯や歯周病を起こす悪玉菌をなるべく減らすことが重要です。
当院でお奨めしているバクテリアセラピーは、乳酸菌の一種であるロイテリ菌を含んだタブレットを毎日寝る前になめてもらうことです。
寝ている間は、唾液量も少なくなり、悪玉菌も増えやすくなりますので、寝る前にこのロイテリ菌を接収することで、虫歯と歯周病予防に効果を発揮します。
歯磨きをしたり、リステリンなどによる殺菌を行うと、一時的に全体の菌数減らすことは可能ですが、時間が経つとまた増えてしまいます。
善玉菌を育てていくことで、悪玉菌が住みにくい環境を作ることが、悪玉菌を増やさない予防になるのです。
ロイテリ菌は、ビフィズス菌と同様に、腸内の環境も整え、免疫力を高めることにもつながります。
医療と福祉の先進国であるスウェーデンからきたこのバクテリアセラピーは、数々の研究データの裏づけもあり、信頼できる方法だと考えています。
http://www.biogaia.jp/reuteri/academy/
院長、坪田も毎日寝る前になめて、善玉菌を育てています。