【予防歯科】歯磨きの磨き過ぎに要注意!
2010年07月17日
患者さんの中には、予防のために行っている歯磨きで、逆に歯を悪くしてしている人がたくさんいます。
歯磨きを乱暴にしたり、歯磨きペーストつけ過ぎたりして、歯を毎日磨いていると、歯の根元(歯ぐきの境目)が削れてしまいます。一度、削れた歯は、元にはもどりません。硬いエナメル質の下にある象牙質が露出してしまったら、一気に削れるスピードが速くなります。
そうなると、歯がしみたり、削れて凹んだ部分に汚れがたまったりと、問題が生じてくるのです。
また、悪い歯磨きのし方で、歯ぐきも削れて退縮してしまいます。そうなると、歯の根が露出してきて歯はどんどん長くなっていってしまします。これは、歯を支えている骨がなくなっていくわけですから、結果として歯周病と同じようなことになります。
また、歯ぐきが退縮すると、前歯をきれいにセラミック治療で直しても、歯根が露出してくるため、審美性は失われてしまいます。