【歯の治療】ラミネートベニアはすごい
2007年10月13日
院長の坪田です。
ラミネートベニアについて知っている方は、まだまだ少ないと思いますが、ラミネートベニアは、簡単に言うと、歯の付け爪のようなものです。
もともとは、ハリウッドの映画スターたちが、撮影の時にだけ、歯の形を整えるために歯の表面に、付け爪のように付け歯をしていたそうです。
そして、1980年代に、セラミックや接着材の開発で、自然で美しく、丈夫で長持ちするラミネートベニアが完成したのです。
僕が一番最初に、ラミネートベニアの治療をしたのは、17年前でした。
虫歯で変色した歯の色をきれいにするために、行いました。
患者さんは、自然に美しく変わった歯を見て、とても喜んでくれました。
今の自分の目から見たら、きっと満足できるレベルではなかったと思いますが、自然な色合いが出せる技術に驚いたのを覚えています。
ラミネートベニアは、審美歯科において、最も画期的な技術だと思います。
短期間で、歯並び、歯の形、歯の色を治すことができます。
今までに、3000本以上のラミネートベニアの治療を行ってきましたが、治療経過は、とても良好です。
ラミネートベニアの利点には次のようなことがあります。
1、金属を使わないことで、自然で透明感のある色合いが出せる
2、薄いセラミックのため、自分の歯の色に調和させることができる
3、歯を0.5mmほどしか削らないのでエナメル質が残り、歯にダメージが少なく、虫歯になりにくい
4、時間が経っても、歯ぐきの部分が黒く、暗くならない
5、歯並びを治したい時には、矯正治療に比べて、ずっと治療期間が短くできる
6、ホワイトニングの効果が期待できない、重度の変色歯に対しても、確実に白くすることができる
7、費用がクラウンや矯正治療に比べて安い
ラミネートベニアは、もっと、多くの方に知ってほしい、すごい治療法です!
*この写真の症例は、7年経っていますが、とてもきれいな状態を保っています。