【予防歯科】歯ぎしり、食いしばりを甘く見てはいけません
2007年10月1日
院長の坪田です。
あなたは、歯ぎしりや食いしばりを自覚していますか?
歯ぎしりは、寝ている時に、ギシギシとすごい音を出して、歯を擦り合わせる悪習癖ですが、いっしょに寝ている人がいれば、指摘されてわかっている方も結構いらっしゃいます。
でも、食いしばりに関しては、あまり音も出ませんので、自覚している方は少ないようです。
現代社会は、ストレス社会のため、寝ている時や、なにかに熱中している時に、そのストレスを発散させるために、このような運動をしてしまうようです。
うちに来る患者さんの中には、歯ぎしり、食いしばりが原因で、歯や顎が痛くなったり、歯周病が悪化してしまう方がたくさんいます。なかには、食いしばりが原因で、歯が真っ二つに割れてしまう方もいらっしゃいます。また、歯並びが崩れる原因にもなります。
虫歯や歯周病は、歯を失う代表的な病気ですが、歯ぎしり、食いしばりも、歯を失う大きな原因となっています。
特に、神経をとった歯の場合には、歯が割れやすくなってしまいますので、無理な力がかからないようにしなければなりません。
そのためには、ナイトガードと言ってプラスティックできたマウスピースみたいなものを、装着して眠ることが、第一の治療法(予防法)です。
ナイトガードを装着していれば、自分の歯に直接強い力がかかりません。顎の関節にも無理な力がかからず、顎関節症も防げます。
しかし、マウスピースを毎日装着するのは、イヤだという患者さんもいます。
その他の治療法としては、眠る前に、リラクゼーションを行い、自己暗示をかける方法があります。
僕は、15年くらい前から催眠療法を勉強し、現在いろいろなことに応用しています。
歯ぎしり、食いしばり用の、催眠療法を使ったイメージトレーニングCDも開発しました。
ホームページから買えるようになっています。興味がありましたら、ご参考にどうぞ。