【歯の治療】歯科治療は手間がかかる
2007年09月26日
院長の坪田です。
歯科治療って、本当に手間がかかりますよね。
治療時間も長いし、何回も通院しなければなりませんからね。
でも、しょうがないんです。
きちんと治そうとすればするほど、時間がかかってしまうのです。
歯の治療って大工仕事みたいなところがありますが、なにしろ、口の中で大工仕事するのは、本当にたいへんなんです。
狭い口の中に、器具を入れて、痛みや不快感を与えないように、神経を集中してやっているのですから。
当たり前ですが、口の中は、唾液だらけです。
この唾液が、困ったものなんです。
例えば、冠や詰め物を接着させようとする時に、唾液(水分)が入ったらダメなんです。また、根管治療(神経の治療)をする時も、唾液(細菌)が入ったらダメなんです。根管治療では、唾液による汚染を防ぐことが、最も気をつけなければいけないことです。
下の奥歯なんか、唾液との戦いです。
それに、患者さんによっては、口が少ししか開かなかったり、舌が大きく邪魔になったり、水が咽頭の方に入りやすく、すぐにむせたり、いろいろ難しい方がいます。
想像してみてください。
こんな環境の中で、ミクロン単位の精度で治療をしなければならないのです。
でも、うちに来て頂いている患者さんは、ほとんどの方が、「早く治療終わらせて」とは言いません。
僕が一生懸命やっているのが、伝わっているのかな~。
ご理解、ご協力に、深く感謝いたします。