【歯の治療】歯の打撲
2011年01月25日
ここのところ、歯をぶつけて歯が折れたり、欠けたりして来院する方が多くなりました。
原因はいろいろですが、転んだ時に歯を地面や床や壁にぶつけてしまったそうです。
話を聞いてみると、両手がふさがっていて、手が出なかったということです。
歯をぶつけないようにと、なんとか顔をあげて、下顎を強打した方もいらっやいました。
歯を強打すると歯が抜ける、、歯が折れる、歯が欠ける、歯の神経が死ぬ、歯が移動する、骨折する、歯ぐきが傷つく、唇を切るなど、いろいろな問題が起きてきます。
もちろんかなり痛いですし、出血、腫れも伴う場合が多いです。
そのような場合には、まずは応急処置ですが、歯が抜け落ちてしまった場合には、すぐに探して水で軽く洗い生理食塩水に入れて歯科医院にすぐに行くことをお奨めします。
生理食塩水がない場合には、常温の牛乳を使用するのがいいようです。
それは、歯の根の周りにある歯根膜細胞がなるべく死なないようにするためです。あまり長く水道水で洗ったり、洗剤を使わないようにして下さい。
うまくいけば、もとの歯ぐきに戻して、元通りくっつくかもしれません。
ただ、神経は死んでしまう可能性は高いようですので、根の治療が必要になるものと思われます。
皆さん、両手がふさがっている時には、くれぐれも気をつけて歩いて下さいね。