【学会レポート】日本アンチエイジング歯科学会10周年記念
2015年05月22日
5月16日、17日に、日本アンチエイジング歯科学会10周年記念学術大会開催されました。
この学会では常任理事を務めており、今回の学術大会では実行委員として1年以上にわたり、毎月集まって会議を行いながら準備をしていました。
たいへんなことも多かったのですが、やはり皆で作り上げていくことは、やりがいもあり楽しいことです。
16日のWTD(ワークショップテーブルディスカッション)では、「歯肉ラインを整える審美補綴法ー目からうろこのザ・BTAテクニック!」というテーマでモデレーターを務めました。
たくさんの参加者に来て頂き、立ち見もでるくらいでうれしかったです。
17日は細菌学で有名な花田信弘鶴見大学歯学部教授の講演で座長を務めさせて頂きました。
歯科において全身の健康に対してどう対処していくのかという話ですが、歯科は生活習慣病の予防に重要な役割を果たしています。
現在、国が提唱している「健康日本21」では、生活習慣病を抑えるためには、1、適切な食事 2、適切な運動 3、適切な休養 4、禁煙 5、過度の飲酒を控える 6、歯の健康 が重要だということです。
歯周病があると歯周ポケットにいる細菌や内毒素が、なんと90秒で全身にまわってしまい、動脈硬化を起こし高血圧を引き起こしたり、糖尿病を悪くするなど、生活習慣病を悪化させるそうです。
ですから、1年に2~4回は歯科医院でクリーニングをしてもらうことはたいへん重要なことです。
また、懇親会では白衣ファッションショーやアンチエイジングアワード授賞式(夏木マリさん)などが行われ、華やかな会となりました。サンマリノ共和国の大使もご挨拶があり、みんなでサンマリノのワインで乾杯しました。
赤坂フォーラムデンタルクリニック
院長 坪田健嗣