【予防歯科】菌…
2010年10月25日
最近、ファブリーズという除菌のコマーシャルを見ていて、疑問を感じませんか?
絨毯を夜洗いとか言って、お父さんや子供たちが裸足で歩いた後を、お母さんが夜中にシュッ、シュッと霧となったファブリーズをまいているものです。
こんなことをしてどういう意味があるのでしょうか?そもそも除菌する必要性があるのでしょうか?通常は掃除機をかけていれば十分だと思います。
人の体の中には、重さにして2Kgの菌が住んでいるそうです。人体常在菌ですが、体内に500種、500兆個の菌がいて、表皮には1平方センチメートル当たり約3億個の菌が住んでいると言われています。
常在菌には大きく分けて、「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類があります。日和見菌というのは、普段は問題ないのですが、体調が悪かったり、免疫力が下がったりした時には、害を及ぼします。
お口の中も、「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」がたくさん住んでいます。虫歯の原因となるミュータンス菌や、歯周病の原因となるジンジバリス菌という悪玉菌がいます。
そのような悪玉菌を減らし善玉菌を増やすために、ある種の乳酸菌を含有した錠剤を食べるバクテリアセラピーという方法があります。
http://www.biogaia.jp/oral/
いかに善玉菌を増やし、悪玉菌に打ち勝つ体の免疫力をつけることが、単なる除菌よりもずっと重要だと思います。
最近アトピーや花粉症の人が多いのは、きれいにしずぎることが原因だという意見もありますから。